きつねのよめいり

猫と音楽と絵と時々男の料理

カテゴリ: ISSX & JSSX meeting

疲れが溜まりつつあるのか、体のあちこちの調子がいまいちです。
すごく具合悪いわけではないのだけど、
あちこち、ちょっとずつ。
ちょっと休みたいなあと思う最近です。

* * * * *

 学会最終日、かつ発表当日、ポスターの設置は朝8時までに行わなければならないため、朝7時くらいに出発することになりました。
 駐車場内を車走らせていたら、突然地面がもこもこと動くのが見えました。
 ウズラの大群でした。
 彼らはもこもこと散っていきました。びっくりさせてごめんなさい。

 天気も良くて程よく暖かく、でも気合を入れてスーツを着ていきました。
 会場に着いたら早速設置開始です。先輩の設置場所は大きなホールの中でしたが、私の場所は大きな庭の前の渡り廊下でした。渡り廊下というより、かろうじて柱と天井がある(でも高い)、屋外の通路でした。リゾートの入り口の庭なので大きな木が立っていて、泉もあって、なんかとても良い場所でした。

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 そんなわけでわくわくしながらポスターを貼り始めました。これまでの学会経験を生かし、かさばらない、傷つかない方法で折りたためる上広げるだけでもう貼れる、日本から持ってきた特製ポスターを広げていたのですが、

 パネルの位置が高かったです。
 ついでにいうと広げたポスターが大きかったです。

 一人でどうにも出来ずにもがいていると通りかかった教授が手を貸してくれました。

 何とか貼り終え、ほかの皆さんのポスターを眺めてみました。
 規定サイズが指示されていたにもかかわらず、パネルから大幅にはみ出しているポスターや、画鋲でA4くらいの紙を数枚並べて貼っただけ(しかも斜め)など、とても自由奔放でした。

 ひとまず、発表時間まで、シンポジウムを聴いたりポスターを読んだりすることにしました。シンポジウムでは私の研究にちょっと関わる話もあったりして興味深く聴けました。メモもとったのですが、講演者の話すとおりに図解を作った上から大きくばってんが描かれ、横にわからんと書き残してあります。

 発表時間も近づき、コーヒーにクリームをたくさん入れて飲みながら自分のポスターの前に行くと、パネルの枠に名刺が何枚かはさんでありました。そういえば他の人のところにもあったりなかったり。なかには名刺入れを用意して置いてあるポスターもありました。後で知ったのですが、「この研究について詳しい情報が欲しいからここに送って」という意味らしいです。知らない人が興味を持ってくれるのはなんだかうれしいです。

 そうこうしているうちに発表の時間になりました。発表といっても1時間ほど自分のポスターの前に立ち、見てくれた人に説明したり質問を受けたり…を2回に分けて、だけなので、だいぶ気は楽でした。

 最終日だったので全体的に人が少ないような気もしなくはない雰囲気の中、一人のおじさんが私のポスターの前で足を止めてくれました。

今日はもうすぐ遠友夜学校です。
ブルーグラスをちょこっとだけでも町の皆さんにいいなあと思ってもらえたらうれしいです。
今朝までうちにいた友達に、ほんとに先週卒論発表したばかりなのかと聞かれました。
私もそう思いました。

* * * * *

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ラハイナの花です。

 夜遊び行くぞと連れ出されて外に出たら満天の星空でした。あまり高い建物が無いので、星が良く見えます。

 ええと、よあそびとは心配していた「夜遊び」じゃなくて、「ちょっと星を見に散歩」、の意味でした。当然健全です。

 さらに建物から離れて海岸近くまで歩いていってみると、ほぼ周囲に明かりはなくなり、久しく見ていない素晴らしい星空が見えました。余市の吉田観光農園という、サークルでよく行っていた(台風で屋根が飛んだ)合宿所で見た星空もものすごくきれいでしたが、それ以上でした。天の川が見えました。
 昔はきりん座だとかのマイナーな星座も見つけられた天文少女だったのですが、わかりませんでした。早見板などが無かったのが悔やまれます。それでもオリオンは星雲まではっきりと見えました。
 南十字星も探してみたのですが、探し方の知識が無かったため、わかりませんでした。というより、とりあえず十字は作ろうと思えばいくつも作れてしまったもので。

 最初に流れ星を見つけたのは先輩でした。
 うれしそうな先輩と、むきになり始めた教授に挟まれて、私も流れ星、見つけました。お願い事する時間はありませんでしたが、見られただけでよいのです。

 そういえば昔、しし座流星群を弟と見ていて、すごく不規則に結構なスピードで飛び回る飛行物体を二人で見たのを思い出しました。あのときはUFOだと思ってたけど、最近は意外と近くを飛んでた虫に光が当たってたんじゃないかという疑念があります。あ、未確認だからUFOか。

 そんなわけで無事夜遊びから帰り、明日は発表という現実に戻ってまいりました。いよいよです。

明日はいよいよ卒論発表会です。
 会場でスライドの試写をしてきたのですが、私がこだわって選んだフォントが共用のパソコンでは表示されませんでした。ポスターもスライドも、発表はデザインを含め芸術だと思っているので、不満です。
 でも発表そのものは楽しみになってきました。
 なんだかのどが痛いです、早めに帰って今日はゆっくり寝なければ。

* * * * *
 
 学会3日目、午前中はいろんなシンポジウムを聴いたりポスターを見たりして過ごしました。企業のブースもたくさんあって、よく知っている製薬や機器メーカーが宣伝などをしていたのですが、どのブースでもお菓子やおもちゃを配っていました。
 企業名が入ったフリスビーやペン、飴などなど…。なかには、しろくまのぬいぐるみを配っているブースもあって、実はすごく欲しかったのですが、荷物増えるし、うちにはいっぱいぬいぐるみがいるから…とあきらめました。
 ちゃんと話も聞かずにもらうのも悪いなあ、と思いお菓子もあえて受け取らずぶらぶら歩きながら見ていたのですが、うちの教授がかごに入ったチョコレートを実にさりげなくしかしぐわっと掴んで持っていくのを見てしまいました。飾らないとはこういうことです。

 そして午後からは先輩が起こした事故の現場検証です。「たぶんここ」という場所まで走り、辺りの様子を写真に収め、住所を記録してレンタカー会社まで行きました。
怒られるかな、と思っていたら、意外とあっさりでした。
 「別の車を用意するから」と言われ、駐車場へ向かいました。が、そこにとまっていた車たちも相当なもので、ナンバープレートが曲がっていたり、側面がへこんでいたり、ちょっとぶつけるくらい実は日常なんじゃないかと思える光景でした。て言うか、修理しないの?という疑問も。
 新しい車もへこんでいました。しかも乗るとやたらぎしぎし言っていました。重い人が乗った時、どこかのばねが壊れたのではないかと思います。

 無事車も交換し、帰りにショッピングモールに寄りつつキヘイに戻りました。コンドミニアムの壁にヤモリ(ゲッコーと呼ぶらしい…)がいました。かわいかった。

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にんじんケーキを買いました。

 次の日は学会最終日、かつ私たちのポスター発表の日です。むしろこのために来たのでした。持ち物を準備し、次の日に向けて早めに休もう…と思っていたら、教授が突然、
「おい、夜遊びに行くぞ」。




よあそび?

忙しいと言いつつも、出てきた疲れをいいことに、
いろんな仕事をややのんびりこなしています。
年末からまた忙しくなるんだし…。でもなんだか体の調子がいまひとつです。だるい、頭いたい。
インフルエンザの予防接種を受けようと思いつつ気がつけばあんまり時間がありません。そういえばどこで受けられるかも知りません。だんだんそのベクトルのやる気がなくなってきているみたいです…。
やっぱり最後は気合と根性かしら。

* * * * *

 マウイでは、当然と言えばそうなのですが、日本では見ない鳥ばかりいました。鳥好きなので幸せでした。
 今回はそんな鳥たちをちょっとだけご紹介いたします。鳥好きの備忘録です。

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カバイロハッカ

 これは空港に降り立ったときからそこらじゅうにいた、ムクドリ似の鳥です。後で調べたら、カバイロハッカという鳥のようです。どこにでもいるのに、すぐ逃げてしまうのであんまり写真が撮れませんでした。
 やっと撮れた写真とかこんなの。

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私の写真の腕はこんなもんです。
飛ぶと、黒い翼の真ん中に白い紋が見えて、すごくきれいでした。

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ハト

 こちら、鳩。日本の鳩とは違うけど、明らかに鳩でした。一度車で轢きそうになったのですが、すごい速さで首振りながら走って逃げていきました。飛べばいいのに。
 ラハイナでは尾羽を広げておしりを上げながら他の鳩に何度もお辞儀をする彼を見ました。たぶん求愛行動だったと思うのですが、無視されつづけ、そのうちやめてしまいました。粘れ!と思いました。

 ラハイナでは、野生の桜文鳥が飛んでいるのも見ました。そのときは誰かのペットかなあと思っていたのですが、後から調べたら野生で生息しているようです。
 あと、インドクジャク。帰国する日、空港に向かう途中で見たのですが、大きな道路を横断していました。これも野生でいるらしいです。帰化動物だろうけど。

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うずら

 こちらはウズラです。学会会場の庭にいた雛です。親や兄弟もいたのですが、私が近づいたときにみなさん逃げてしまいました。ごめんね。彼らは私たちが宿泊していたコンドミニアムのそばにも大勢生息していて、朝7時くらいに学会会場へ向かおうと車を出してまもなく、このウズラの大群に囲まれてしまい、しばし動けなくなりました。
 
 他にもヒワや日本のよりちょっと色が薄いすずめなどがいました。

 鳥好きとしては、周りの野鳥たちを見ているだけでも新鮮で、楽しかったです。もちろん、日本でよく見る、すずめやツバメなどの野鳥たちも大好きですよ。

コーヒーゼリー食べて幸せです。
でも先輩がグレープフルーツ味のピンキーの中からなぜかピンクのハートのピンキーを獲得していたのを見て、ちょっとうらやましかったです。
卒論終わったのにやることはいっぱい、なんででしょう。
充実してます。呆けてる暇はありません。

* * * * *

 さて、1リットル位のシェイクを前にして、まず飲みきるのは無理と即断し、飲めるだけ飲んであとは周りの皆さんにあげる、ということにしました。他に選択肢は思いつきませんでした。味は良かったです。200mlくらい飲んだらもうおなかいっぱいになってしまいましたけれども。途中でウェイターのお兄さんがやってきて、再び「それだけでいいの?」と聞くので、「もう十分」とお伝えしました。甘いものは好きなんですけれどね。
 やがてお店の中で夕暮れを迎えると、近くの大樹にムクドリ似の鳥がどんどん集まり始め、みんなしてきゃーきゃー鳴くので、まるで木が鳴いてるかというほどに…。うちの教授は「今日あったいろんなことを話してるのかなあ」と言っていましたが、友人の先生は「夜だ夜だって言ってるだけだよ」とのことでした。動物たちも、(少なくとも信号として、)言葉の使い分けはしているので、いろいろ想像してしまいます。

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お店の中から。

 道すがらお店に入ったりもしました。研究室のエジプトからの留学生の一人が、私が学会に行く前に、「お土産がほしい」と言うので、「何がいい?」と聞くと、「アメリカの車が、欲しい(ここは日本語で)」と言うので、「でかすぎる」と諫めたのですが、サーフボードを背負った真っ赤なスポーツカーのミニカーを見つけたので、迷わず買いました。
 さて、日も沈み、あの運転手さんが自信たっぷりに「6時33分のバスが最後だ」と叫んでいたので、その最後のバスを待ったのですが、なかなか来ません。Kさんが調べてくると、6時40分が最後、とのこと。豪快にして微妙な間違い方をするものです。結局バスが来たのは7時近くでした。
 それから1時間もたたないうちに中継地点で降りたのですが、観光地なのにお店はほとんど閉まって真っ暗。みんな良い子みたいです。確かに昼間天気が良いから家族で健康的に屋外で楽しんだら、夜はまったり団欒したくなるんでしょう。
こうして無事、宿泊している町、キヘイに戻ってきました。

 この日、滞在3日目にして、ようやくシャワーの温度調節が出来るようになりました。偶然でした。

 夜、先生と先輩がなにやらお話をしていました。
 話の内容は、どうやら先輩が初日に起こした車の自損事故のことのようです。
 とりあえず、レンタカー会社に一度出かけねばならないようで、その時に状況を説明するためにも、一度現場検証することになりました。

というわけで、次の日は先輩が一人看板と戦い相討ちになったその現場へ向かいます。

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