きつねのよめいり

猫と音楽と絵と時々男の料理

カテゴリ: 今日の研究室

 大学でお世話になった、研究室の先生と後輩が、実験のサンプリングのため千葉にやってきました。前日夜から雪の予報で、雪にすこぶる弱い関東平野の空港はちゃんと機能するのか懸念される中、大して雪が降らなかったおかげか、予定通り着陸したようです。
 サンプリング夜の部は飲み会…ということで、久しぶりに皆さんに会ってきました。なぜか研究室の秘書さんもいたり(昨年から来た人なので初対面でした)、全く初めて会う後輩さんがいたり、だったのですが、全然そんなの気にならないくらい打ちとけるのが早くて、私の知る研究室の雰囲気そのままの、居心地いい時間をたっぷり過ごさせていただきました。

 この新しい秘書さん、研究室のアイドルである、とかげのケンシロウを実に良くかわいがってくださっているようで(「うんこの世話以外は全部やる」そうです)、携帯にケンシロウ写真集を撮りためていらっしゃいました。もうすぐ教授は定年退職なので、今部屋の片付けが忙しいらしいのですが、机でしばしば発生する雪崩や、発見される化石などに翻弄されているそうです。教授はすぐに片付けに飽きてしまい、「退職したら暇になるから、それから片付けよう」とか言っているようです。
 あぁ、楽しそうだなぁ。見てる分には。
 
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 ちなみに私の初めてのサンプリングの日は、出発する千歳空港が大雪で閉鎖して順延になりました。しかたなく空港から先生の車で札幌まで帰る途中、あちこちで車がごつんごつんぶつかったり、路肩に停めたが最後、あっという間に積もる雪に埋まって動けなくなったりという光景に目が慣れる…という一種異様な体験でした。
 私たちも埋まりました。知らない人がスコップで助けてくれました。

 札幌の研究室にて投稿してもらっていた論文が、acceptされていた模様です。やったー。
 私は書き上げたものをそのまま研究室の先生に渡して卒業してしまったため、その後の面倒くさいことは多分先生がやってくださったのだと思います。
 実験やって論文書いてたころのことを色々思い出します。大変だったけれど、楽しかったようにしか記憶していません。


 最近、研究の道もありだったかも…と思うことがしばしば。今やっていることに自信が無いことによる気の迷いかもしれません。でも、楽しかったのもまた事実。
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 この春の引越しの際、持ってこられなかったものもたくさんあります。だいたい人にあげたり(押し付けたり)、捨てたりしたのですが、預けていったものもあります。
 昨年の誕生日に友達からもらったサボテンがそう。引越しの荷物なんかに詰めたら折れるかつぶれる…!と思ったため、研究室のとかげのランプの前に「私だと思ってかわいがるように」と置いていったのですが、最近近況を知ることが出来まして、どうやら私の代わりにすくすく背を伸ばしているようです。
 次に札幌に行く時は専用の袋でも用意して連れて行こうかと思っています。いつになるかわかりませんが。

なんだかんだと細かいやるべきことは多くて、実は結構忙しいです。創作意欲も満たせていません。

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 昨日、研究室でも6年生を追い出してくれるということで、旭山動物園に連れて行ってもらいました。実は初めてでした。
 研究室では約2年間毎日過ごし、実験だけでなくいろんな時間を過ごしてきた場所なので、離れるに当たって感慨深いです。私物やごみも溜まります。片付けなきゃ…

 旭山動物園はもうすっかり有名で大人気の動物園なので、特に紹介せずともよいでしょうね。来年度からは同期も働き始めるので、ますますの発展を願ってます。動物園のあり方について、とかは私も色々思うところがあるのですが、とりあえず今はおこがましいので語りません。動物園でよい先生に出会ったこともあり、今ははっきり動物園で働くのが目標だと言えるのですが、まず数年間臨床をしっかり身につけることを選択したのでそっちに集中します。免許がもらえれば…


旭川はやっぱり寒かったです。


 私はペンギン好きなのですが、特にフンボルト系のがっちりタイプが好みです。この子は違うのですが、配色が好みでした。ジェンツーペンギン。

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 キングペンギンのおおきいひなもかわいかったです。

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↑でかいひな(左)

 昨日見た中では、レッサーパンダが目の前で激しく交尾を始めてしまったのが一番印象的でした。数ヶ月したら赤ちゃん誕生のニュースが流れるのかしら。

あと、引越しが近いのにまた仲間を増やしてしまいました。

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 まあ、この人たちはぎゅっとすればだいぶ省スペースなので、こぼさずに札幌から連れて行けると思います。


 札幌に帰ってきてから、また飲みました。毎日飲んでいるわけではないけど、試験以来、日にちで区切らずイベントで区切られた時間の過ごし方をしているので、また飲んでる…という感じですが、みんなと過ごせて楽しかったです。



 明日からはいよいよライブに向けて、札幌芸術の森の密室で合宿を始めます。無事に帰って来たいです。帰りにはなぜか一人減ってる、とかなしで。

最近、夢に末の弟が頻出です。
しかしその姿は幼児だったり赤ちゃんだったり、どんなに大きくなっても小学生です。たぶん私が家を出たときはまだソプラノの小学生だったからそっちのイメージが強いためだと思うのですが…。
でももう本当は高校生なんです。ごめんね。
平成元年生まれ。

* * * * *

 研究室の桜の盆栽の根元に、ある日木の芽のようなものが出現しました。触ると固く、見た目はピーナッツにも似ていましたが、もしかしたらどんどん伸びるかもしれない!と、研究室の秘書さんとちょっと楽しみに見守ることにしました。
 変なところからでてきてひたむきに高みを目指す(そう見える)姿に、巷で話題の「ど根性大根」を連想し、「ど根性ちゃん」と呼んでいました。

 ど根性ちゃん、成長が遅いのかあまり毎日目立った変化はありません。今日のお昼も、「あんまり伸びないですね」と言いながら撫でていると、横で教授が突然笑い出しました。
「それ、ど根性ちゃんって名前付けたのか!」
とうれしそうに言うので、
「そうですよ、ある日突然生えてきました」
と言うと、

「それ、俺が食ったナツメの種をそこに挿しておいたの」

えっ…

びっくりして、ど根性ちゃんを引っ張ると…

抜けました。
ど根性ちゃん…



そっと元に戻しました。
来年ナツメやしが生えてきたらそっちの方が面白いから。

でもやっぱり衝撃でした。
だまされた…

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