昨日、病院にこんな生き物が来ました。
カワラヒワという鳥の雛です。
夏の終わり頃、よく枯れたひまわりに群がって種を食べている印象があります。
巣から落ちて人間に拾われてしまったのですが、本人はおなかをすかせている以外はいたって元気、ということで、一晩だけ同僚の先生が預かって餌を食べさせて、今朝、元いた場所と思われるところに戻してきたそうです。
雛を拾ってはいけません、とよく言うのですが、このかわいい顔でぴーぴー鳴き続けるのを見ると、どうしても拾ってしまう人は少なからずいるようです。
でも、たとえ巣から落ちた雛でも、親の目の届く範囲にいればちゃんと親が世話して育て上げるので心配ありません。ちょっとひどいことを言うようですが、雛が外敵に襲われるようなことがあってもそれは自然淘汰で、弱い個体、すなわち弱い遺伝子を残す手助けをするのはその摂理に反していると言えます。さらに言えば、理論的にはひとつがいの親から2個体以上の子供が大人になるだけで、その種の存続は保たれるわけなので、淘汰されそうな弱い個体までみんな成熟する必要はない…という考え方もあります。まんぼうが産む3億個の卵から大人になるのは2,3匹、というのはよく聴く話ですよね。
もちろん、希少種だったり、人の営みが原因で淘汰されそうになっていたり、…色々な場合があるので、一概にどの対応が正しい、とは言えないことも多いのですけれども。
とは言ってみたものの、この子もやっぱり親と再会できていればいいなあ…と願わずにはいられません。
余談ですが、おなかがすくとほんとうによく鳴きます。機械のように鳴きつづけます。泣き止みません。アラームっぽいです。
カワラヒワという鳥の雛です。
夏の終わり頃、よく枯れたひまわりに群がって種を食べている印象があります。
巣から落ちて人間に拾われてしまったのですが、本人はおなかをすかせている以外はいたって元気、ということで、一晩だけ同僚の先生が預かって餌を食べさせて、今朝、元いた場所と思われるところに戻してきたそうです。
雛を拾ってはいけません、とよく言うのですが、このかわいい顔でぴーぴー鳴き続けるのを見ると、どうしても拾ってしまう人は少なからずいるようです。
でも、たとえ巣から落ちた雛でも、親の目の届く範囲にいればちゃんと親が世話して育て上げるので心配ありません。ちょっとひどいことを言うようですが、雛が外敵に襲われるようなことがあってもそれは自然淘汰で、弱い個体、すなわち弱い遺伝子を残す手助けをするのはその摂理に反していると言えます。さらに言えば、理論的にはひとつがいの親から2個体以上の子供が大人になるだけで、その種の存続は保たれるわけなので、淘汰されそうな弱い個体までみんな成熟する必要はない…という考え方もあります。まんぼうが産む3億個の卵から大人になるのは2,3匹、というのはよく聴く話ですよね。
もちろん、希少種だったり、人の営みが原因で淘汰されそうになっていたり、…色々な場合があるので、一概にどの対応が正しい、とは言えないことも多いのですけれども。
とは言ってみたものの、この子もやっぱり親と再会できていればいいなあ…と願わずにはいられません。
余談ですが、おなかがすくとほんとうによく鳴きます。機械のように鳴きつづけます。泣き止みません。アラームっぽいです。