きつねのよめいり

猫と音楽と絵と時々男の料理

March 2006

千葉には少しずつ慣れてきました。
部屋は札幌より寒いです。

 先日の夜、友達とねずみの国に行ってきました。無計画だったためぼーっと歩いてる時間のほうが長かったですが、十分楽しかったです。途中、周りの人たちがわあわあ声を上げていたので、そっちの方向を見ると大きな流れ星がゆっくり消えながら落ちていました。というのは後からわかったことで、そのときは花火の一部だと思っていました。まともに見たかったです。

 明日から仕事です。初めての電車通勤です。不安も大きいですが、楽しみです。

 隣の家の犬がかわいいです。うちの部屋の窓から見える庭をうろうろしています。人間(住人)に怪しまれないように気をつけつつしばしば眺めています。

 千葉に来て三日目です。
 引越し作業は、母が手伝ってくれたこともあってなんとかなりました。正式に千葉市民にもなりました。いろいろ面倒くさいです、もう引越しなんてしたくないと思います、でもそうも言っていられないのですよね。
 とりあえず、あっちこっち痛いです。

 千葉は暖かいです。最高気温が15℃くらいあります。札幌では数日前まで5℃で喜んでいました。そしてよく考えてみれば当然なのですが、野良猫が歩いています。冬に寒くて淘汰されないのです。周りでは桜や菜の花も咲いています。すっかり春です。

 職場から二駅、最寄り駅からやや遠い、ということを除けば、住んでいる環境はきれいだしお店も多いし、かなり良いものだと思います。さらに、実験をしていた頃しばしばネズミのサンプリングをしに行っていた研究所がかなり近いので、研究室の先生や後輩とも会える機会がありそうです。

 札幌を去るときも十分寂しかったのですが、去った先が実家だったので寂しさが緩和されていたようです。今、母も実家に戻り、千葉で一人になって、今度こそとても寂しいです。
 仕事がんばります。たまにみなさん連絡ください。

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↑くつばこと、たたずむオカピの図

 寂しかった矢先、渋谷でサークルの先輩後輩の皆さんが飲んでいる場にちょっとだけお邪魔してくることが出来ました。ほっとしました。でも迷って一人で駅から出られませんでした。あと、店の中でへんなでっぱりにおでこをしこたまぶつけました。まだずきずきします。

おはようございます。
群馬の実家です。早朝にはうぐいすが鳴いていました。こっちは確実に、北海道より春です。

 昨日はお部屋の退室点検をほぼ無事に済ませ、5年間住んだ部屋ともお別れしました。その後弟の部屋をちょびっとだけ片付け、札幌駅へ。
 札幌駅では牛乳の無料配布をしており、すごい人だかりでした。みんな牛乳飲みましょう。一日3回だそうです。それを避けつつ(ごめんなさい)友達とミスドでもちもちしてからお店を出ると、サークルの友達が待っててくれました。
 先輩から後輩から、就活中で忙しい人もいたのにありがとうございました。中には仕事を抜け出してきた先輩(公表は差し控えます…)まで。単純に嬉しかったです。他愛のない話をして時間をつぶし、餞別に果物と無料配布のよつば牛乳ももらい、いよいよ改札でみんなとお別れ。このときには、今日すでに二人見送っている獣医の友達(札幌残留)も来てくれました。
改札に入ってまもなく、後ろでみんながわあわあ言っているので振り向いたら…切符を取り忘れていました。危なかった…なにも最後にやらなくても。みんなが教えてくれるいい人たちばかりでよかったです。
 獣医の友達は、電車を走って追いかけるキャンペーンの真っ最中だったので、私もお願いしたら走ってくれました。しかし駅員さんが前方にいたために距離が伸びなかったとのことです。

 電車の中で、友達からもらった手紙を読んでしんみりして、それをしまおうとかばんをのぞいたら、果物の容器から汁が漏れてて、我に返りました。

 6年間、学部でもサークルでも育ててくれてありがとうございました。これから落花生の町でがんばります。

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おまけ・電車を追いかけて走る、赤めがねの人

 弟の部屋に居候しています。部屋の汚さがハンパじゃないです。びっくりしました。トイレットペーパーの芯がコレクションしてありました。文句は言えません。

 もうすぐ札幌を離れます。仲良くしてくれた皆さんありがとうございました。楽しかったです、寂しいです。でも新生活はとても楽しみです。さっぽろのみなさん、千葉に来たら連絡下さい。本州の皆さん、よろしくおねがいします。

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 六年間よくがんばったね、と周りの人たちから言われましたが、実はあんまりピンと来てません。自分でやりたいと言ってはじめた大学生活なので、多少大変なこともありましたが、好きなことをやらせてもらったという感が強いです。だからがんばるのは当たり前で…
 先生方にもとてもお世話になりました。直接助けてもらうことばかりが、お世話になることではないんだなとひしひし思いました。
 なにより、送り出してくれた両親に改めて感謝しました。おかげさまで、いまようやく社会に出ようとするに至ります。送り出されたときよりは立派になってる!と思ってくれたら嬉しいなあ。
 
 たまたま出会うことになり、こんなに長くつきあうことになった友達にも、この人たちと一緒でよかった、と思います。
 であった人たち、やってきたこと、みんな誇りに思える大学生活でした。もちろんひとりでがんばったんじゃなくて、まわりの知ってる人知らない人含め多くの人のおかげだと思います。

 そんな獣医学部のみんなと最後に飲み会をしました。寂しいけど、みんなきっと活躍するだろうから、それを人づてに聞くのが楽しみです。

 着物の着付けが朝7時からだったのでとても眠いです。袴はきつかったけど楽しかったです。
 明日はとうとう札幌を離れます。

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