きつねのよめいり

猫と音楽と絵と時々男の料理

 高校時代の友人が横浜から泊まりに来る予定だったのですが、直前になって「遠いからめんどくさい、電車にそんなに長く乗るのやだ、東京まで来て」との連絡が…!そんなわがままいっぱいの彼女を甘やかしてしまい、午前中東京まで行ってきました。

 東京駅は乗換えでしか使ったことがありません。東京駅、初めて降り立ちました。東京デビュウ。無機質な都会のイメージとはちょっと異なる印象でした。懐かしい古さを感じられるというか…
 それにしても広いです。出口もたくさんあります。当然、待ち合わせに指定されたたったひとつの出口になんて行けるはずもなく、あちこち迷った末、気が付くと駅の構内から出ていたらしく街の中を歩いていました。トラックなどがたくさん並ぶ車庫みたいなところにも迷い込みましたが、赤レンガの東京駅舎も見られました。
 
 やがて友人となんとか落ち合い、早めのお昼を取ろうとお店を探して歩いていたところ、
「好きなところ選んでいいよ」
と言うので、「じゃあ、ここがいい」と提案すると、
「カウンター席しかないから嫌だ」
とおっしゃいました。続けて、
「だって、しゅふが目の前にいるんだもん」



シェフのことらしいです。


突っ込みポイントが多すぎると、的が絞れなくて不発に終わります。

* * * * *

 昨日保護されてきたウグイスの雛は、ふらふらしながらもはばたいて多少飛べる元気が出てきたようで、入っていた箱から脱走して、保育器の中をうろうろしたりヒバリのかごの上にたたずんでいたりします。かなりのやんちゃ坊主です。
 あちこちで粗相をしながらうろうろするので、アナキンのかごの上にもちらほら。アナキンの頭にもかわいいサイズのうんちを落とされるところでした。もしそんなことがあったら、悪いけど、笑うと思います。

 暑いです。溶けるかと思いました。むしろ干からびそうです。
 梅雨時なのでカビが生えないように色々気を配っていたのですが、とうとう生えました。水周り用ゴム手袋(しかも中)に。
 札幌に帰りたくなりました。

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* * * * *

 テープで巻かれたアナキンはその後、バランスが悪くなってより一層ひっくり返るようになった上、一度ひっくり返ると起きられなくなり、さらにくちばしがテープに引っかかったままどうしようもなくなって悲しそうな視線をこちらに向けていることがあったので、テープをはがすことになりました。
 はがしてみると、折れた腕はもうだいぶ固まっていました。アナキンすごいよ。よかったね。ちょっと変な形になってしまいそうですが、命に別状はなさそうです。ただしテープをはがすときに一部の羽がぷちぷち抜けてしまい、見た目はとても痛そうです。
 色々痛いことをしたので、ふてくされてダースベイダーになることすら懸念されておりましたが、今のところはかわいくごはんをねだっています。

 アナキンだいぶ落ち着いてきました。以前に増してよくひっくり返るようになり、翼がうまく使えないのでそのまま仰向けでばたばたやっていることが多くなりましたが、助けてやろうと手を近づけると条件反射的に「ごはん!」と口をあけてぴいぴい言い始めます。自分がひっくり返っていて、起き上がろうとしていたことすら忘れています。

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 同僚の先生は生トマトにお醤油をかけて食べるそうです。それが普通だと思っていたところ、実はそうでもないということについ最近気付いたそうです。地元鹿児島でも同じ食べ方の人はいなかったそうなので、地域性のある食文化というわけではなさそうです。今のところ誰も同じ食べ方をしている人に出会ったことが無いらしく、「仲間が欲しい」と言っていました。誰か仲間いませんか。

 そういえば北海道ではお赤飯に甘納豆がのっていますが、作られているところを見たことはありません。赤いごはんはどうやって炊いているのか実はよく知りません。お赤飯炊かないし、積極的に食べるものではなかったし。そもそも甘納豆って小豆のオプションだったか代わりだったかさえあやしいです。
 気になりだしました。

 息子のようにかわいがっているアナキンの右の翼が折れていることが発覚しました。ひばりという鳥の性質上よく跳ねるのですが、勢いあまってひっくり返っていることがしばしばあり気になってはいたのですが…。折れていて翼が使えず、バランスが悪くてよくひっくり返っていたものなのか、それともひっくり返ったときに折ったのかわかりません。
 骨の内腔に金属のピンと呼ばれる棒を入れて、内側から補強する治療法があるのですが、ヒバリでは骨が細すぎてだめでした。注射針すら入りません。仕方なく、テープを巻いて補強するだけにとどまりました。テープだけなのですが非常に見た目が痛々しいです。アナキンが傷物に…

 朝一番で治療が終わった後のアナキンは痛いやら麻酔のせいやらかしばらくしょんぼりしていましたが、夕方ごろには巻かれたテープのバランス感覚にも慣れてきたようで、またいつものように歩きまわれるようになっていました。

 治療直後、あんまり元気が無いので心配になり、赤ちゃんの頃のようにごはんを食べさせてあげたら味をしめたらしく、座り込んでぴいぴいごはんをねだり始める始末です。指を出すと食いつきます。くやしいけどかわいいです。でも無視していたらちゃんと一人で食べてました。

 こうなると野生には戻せなさそうです。どうなるかなぁ…。

 朝からクローバーな人々とのバンド練習を船橋にて行いました。バンドは楽しいです。ということばかり書いている気がします。
 
 クローバーは四つ葉だと縁起がいいけど、五つ葉は良くないらしいです。でも見たことありません。さらに六枚七枚葉の例もあるようです。あんまり多いと気持ち悪いです。

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 房総のびわをいただきました。にわとりの卵くらいの大きさがあります。大きいです。千葉に来る前に「千葉にはびわもあるから」と励まされたのが思い出されました。

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