きつねのよめいり

猫と音楽と絵と時々男の料理

北大の秋といえば銀杏並木です。

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 いまはまだそんなでもないですが、そのうちぎんなんがぼたぼた降ってきます。たまに木を揺さぶっているおじさんおばさんも見ます。農学部だった友人によりますと、北大の銀杏はおいしい品種だとの事ですが…。
 以前何も考えずにぎんなんをぶちぶち踏み潰しながら歩き、一週間くらい後になってなぜ最近玄関が臭いのかという疑問が解決したことがあります。
 
 獣医学部の脇の小路の白樺もきれいです。

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* * * * *

 今日の、というより昔あった話として聞いているのですが。

 数年前、私の今いる研究室では実験用にアライグマも飼育していたそうです。
ある日アライグマが赤ちゃんを産んだそうです。

 アライグマの成体はそれは気性が荒く、いたずらっ子だとか、かわいらしい形容をしてる場合じゃなくなるそうなのですが、赤ちゃんアライグマはそれはもうかわいいそうで、その姿に騙されてペットとして飼い始めてしまう人が多かったようです。結局大人になって手に余り勝手に放獣してしまい、問題になっているのは今に始まったことではありません。動物は責任を持って、死ぬまで飼いましょう。

 で、産まれたかわいい赤ちゃんがある日脱走したそうです。その赤ちゃんを見つけたのは他の研究室の人。なんと他の研究室の実験室に入り込み、遺伝子の検出などの実験に使う電気泳動槽という小さな容器に入った緩衝液で、パシャパシャと手を洗っていたそうです。
 当時の先生は怒られたそうですが(当然)、不謹慎ながら、その手洗い姿はさぞかわいかっただろうなあと思います。

実験と論文執筆のお供の定番はチョコレートとコーヒー牛乳です。
今日も飲んでます。
やっぱりトイレが近くなります。
うちの研究室、同じ棟にはトイレすらなく、隣の棟でも同じ階に女子トイレがないので、しばしば我慢してしまいます。ごめんなさい、下品で

ついさっき、普段失敗したことのない実験に失敗しました。
ものすごく、くやしいです。
コーヒー牛乳飲んでやる

* * * * *

 空港に着いた直後に聞かされた「車ぶつけた」との言葉に、いったいどんなことになってるんだろうと、とりあえず車のところまで行くと、確かに車の前の部分がへこんでいて、塗装も結構はげていました…。どうやら、慣れない右側通行で知らない道を走っているうちに迷い、引き返そうとUターンしたら標識にぶつけた、というのが概要であるようです。舞台設定から結末まで、キャストもスタッフも自分だけ。人や車にぶつかったんじゃなくてよかったです。
 後日、みんなで現場検証に行ってみたのですが、確かにそこには曲がってしまった標識がありました。

 まあ無事でよかったということで、今後の生活の場となるコンドミニアムへ。危惧された車の大きさと定員ですが、かなり余裕でした。さすがビッグアメリカです。子供もでかいんだ。
 コンドミニアムは広くて風通しも良く、かなりいい感じでした。家族で使えばかなり素敵だと思います。今回の旅も、家族に見えそうなメンバーでしたが…。

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こんな部屋でした。くるくる回るあのおしゃれなやつもついてます。


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こんな景色が見られました。


 着いたのが昼だったこともあって、近くのオープンカフェでお昼を食べることに。そこでの注文がなかなかうまくいかず。
私「ケイジャンチキンください」
店員さん「テリヤキチキン?」
私「ううん、ケイジャンチキンの、サンドイッチ」
店員さん「OK」
で、食べてみたら(見た目では分からなかった)テリヤキチキンのサンドイッチでした。英語の発音って難しいです。でもこの駆け引きが面白く(頼んだものが出てこないかもしれないドキドキ感と出てきたときの達成感)、この出来事以降、英語での注文がすっかり楽しくなってしまうのでした。
 そのお店の向かいの歩道で子供が二人、一生懸命スケートボードの新技の練習をしていました。たまに勢いあまって道路に飛び出していました。こわいよー。

 さて、コンドミニアムはウィークリーマンションみたいなものなので、家具や食器など、生活に必要な備品は一通り揃っていますが、消耗品は自分たちで用意しなければなりませんし、毎日自炊もしなければなりません。ので、時差ぼけと旅の疲れで数時間眠り込んだ後(寝てたのは私だけで、先輩と教授は海に遊びに行ってた)、近くのショッピングモールまで買出しに行きました。
 そこでまたハワイというか、アメリカの底力を見てしまうことになります…。

さっき研究室の冷凍庫に入れていたアイスを食べようとしたら溶けてました。

* * * * *

日本出国の旅程中、実はずっと股関節が痛かったのです。
足組めないくらいに。
ちょっといつもより多く歩くと痛くなることはあるのですが、今回のは稀に見る長引きようでした。
そんなわけで、エコノミー症候群とかよりもとりあえず股関節が気になりながら、成田からホノルルへと飛んだのでした。

 道中、教授が持参した「新渡戸稲造」を読み、彼が札幌農学校で優秀な成績をとった辺りで疲れて寝てしまったのですが、気がつくと窓の外は明るく、時計を見たら日本は午前2時。経線を超えた実感がわいてまいります。

 そして無事ホノルル着。学会会場があるマウイ島への飛行機に乗り換えます。
 その飛行機では、私より背は低く私より横幅はだいぶある現地の少年と思しき人の隣に座りました。途中、機内で200mlほどのフルーツジュースが出され、私は「わー南の島っぽい」と喜びつつ飲み始めたのですが、隣の少年はおもむろにジュースのふたを開いたかと思うと3秒ほどで一気飲みしました。ジュースは確かに200mlくらいあったはずです。
肥満大国のポテンシャルを見てしまいました。
この後もそれを実感する場面には数多く出会うことになるのですが…。
ちなみに私は同じものを5分くらいかけて頂きました。

 そして無事飛行機は島に着陸。暖かかったです。さすが亜熱帯でした。亜寒帯札幌とは違いすぎて、逆に体の覚悟が出来ていたみたいで、特に辛くはありませんでした。
 飛んでる鳥も生えてる木も違いました。
 そこへ、私や教授より一日早く現地に着いていた先輩が車で迎えに来てくれていました。しばし元気だった、とかあったかいねえ、など他愛のない会話を交わした後に先輩が言いました。
「昨日くるまぶつけちゃった」

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写真は街で見た植え込みの花です。

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夏は腐るんじゃないかと思うほど暑いうちの研究室ですが、
11月に入った今日も暑いです。
でも冬になると実験室とかものすごく冷えます。
そんなわけで個人的には文句が多くなるのですが、4階なので夕日が結構きれいに見えます。
これは携帯で撮ったのであんまりきれいじゃないですが…
徹夜の実験で一息つく頃には朝日も拝めます。


とか書いてたらおなか痛くて気持ち悪くなってきました

体には気をつけなくちゃ…
大変な時期です

先週1週間、学会がハワイのマウイ島で開催されており、発表のため行ってまいりました。
先生や先輩との共同生活をはじめ、いろんな意味での非日常を体験してきましたので、忘れないうちにちまちまとしたためてゆきます。


 海外は初めてではないのですが、最初で最後の前回が13年前だったのでまあ初めてに限りなく近いです。そんなわけで色々不安も大きかったのですが、学会も近づく中、教授に言われました。
「オープンカーを借りたぞ」
 実は学会会場というのが相当な高級リゾートホテルだったので、宿泊はみんなでコンドミニアムを借りて…ということになっていたのですが、オプションで車を借りたわけです。

学会会場にオープンカーで…

が、問題はその車が大人2人子供2人乗り用だったことです。
私たちは大人3人…
乗れるのか
というところです。


 そんな若干の問題を抱えつつ、出国の日を迎えました。
 成田国際空港で時間をもてあまし、歩き回っていたとき、あるお店で身長60cmあまりのカリフォルニアレーズンと邂逅しました。

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 ほんとは写真撮りたかったんだけど、恥ずかしかったからスケッチにしました。
 みなさんはこの人をご存知でしょうか。
 このアフリカ系の彫りの深い顔、顔から生えた細い手足、なによりレーズンが個体としてのキャラクターとして成り立っていることがもうツボです。
 実は私は13年前のアメリカで彼とは出会っており、弟と爆笑したのを覚えてます。それゆえ、まだ消えてなくてよかったねという気持ちさえ芽生えました。
 最近のアメリカのアニメでスポンジボブという、台所用スポンジ(かわいくない)が主人公のものがあるそうですが、個人的にはレーズンを推したいと思います。

 こうして記憶の中のアメリカに出会った後、一路南へと飛び立ったわけです。
 
 

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